くるまえび 令和7年7月号
くるまえび
(明生会館情報誌)
令和7年7月号(第68号)
点字図書館「明生会館」
郵便番号 440-0874
愛知県豊橋市東松山町37番地
電話番号 0532-52-2614
メールアドレス asv60960@siren.ocn.ne.jp
内容
つぶやき
お知らせ
トピックス
サピエ図書館より新刊図書の紹介
図書の紹介
つぶやき
7月も後半となり、いよいよ夏本番です。今年は6月中旬でも30度オーバーの日が一週間近く続きました。一瞬、もう梅雨は明けたの?と思うほどの夏空でした。いったい8月9月はどれだけ暑くなるのでしょうか?
一日の最高気温が35度以上の日を「猛暑日」といいますが、昔は35度以上になる日が少なかったため、正式な予報用語はありませんでした。しかし、35度を超える日が増えたことから、2007年より「猛暑日」が正式に使われるようになりました。数十年後、40度を超える日が増え・・・、新しい予報用語が増えたりして。
今年の夏は、ここ2年の猛暑ほどではない予想ですが、決して涼しい夏ではないようです。8月になるとほぼ毎日30度超え、こまめな水分補給、適切な室温管理、外出時の暑さ対策はもちろんのこと、気象庁などが発表する熱中症警戒アラートにも注意を払い、安全に夏をお過ごしください。
お知らせ
1 紹介されている図書のリクエストは、ご希望の媒体(点字/テープ/CD)と番号(7の○○)をご連絡ください。
2 「令和6年度 愛知県福祉ガイドブック」のデイジー版をご希望の方は明生会館までご連絡ください。
3 発送物は「テープからCDへ」などの変更が可能です。変更される場合は、明生会館までご連絡ください。CD版も返却の必要はありません。
4 明生会館では中日ドラゴンズファンのための雑誌、月刊ドラゴンズのデイジー版を毎月上旬に発行しています。ご希望の方は明生会館までご連絡ください。
5 くるまえびCD版には終了後、50代からの旅と暮らし発見マガジン「ノジュール」6月号抜粋版が収録されていますので、そちらもお楽しみください。ボリュームの関係でCD版のみ収録となっていますので、ご希望の方は明生会館までお尋ねください。
トピックス できる大人のマナー
今回は、岩下宣子著の「40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260」からひとつ紹介します。
暑くなり、食事に入ったお店で出されるおしぼりで、顔を拭いてないですか?昭和時代、拭いているおじさんをよく見かけました。サッパリして気持ち良いからツイツイやりがちです。
しかし、おしぼりは手を拭くためのもの。茶道では茶室に入る前に手を洗って清める作法がありますが、これが転じておしぼりとなりました。ですから、和食のお店では必ずといっていいほど食事の前におしぼりが提供されるし、使ったあとは下げることも多いのです。出されたらすぐに使い、かるくたたんでおしぼり受けに戻しましょう。
西洋のナプキンでは口元をぬぐうことも許されますが、おしぼりでは口を押さえることもダメです。そして、グラスでぬれたテーブルや、おしょうゆをこぼしたときなどにおしぼりで拭くのもやめましょう。
サピエ図書館より新刊図書の紹介
サピエ図書館に登録された新刊図書をご紹介します。利用希望の方は番号をリクエストしてください。
デイジー図書
7の1 藤野千夜 団地メシ! 3時間46分
高校になじめず休んでいる16歳の花は、おばあちゃんと、いろいろな団地をのんびりめぐって、お寿司、蕎麦、カレー、ケーキ、ラムネなど、おいしい御飯やスイーツを楽しむことに。
7の2 恩田陸 珈琲怪談 5時間29分
働き盛りの男4人は、京都・横浜・神保町・神戸・大阪の喫茶店をハシゴしながら怪談を披露し合う。ほろ苦く、じんわり怖い連作6編を収めた短編集。
7の3 寺地はるな そういえば最近 7時間3分
売れっ子作家・匙小路ルイの友人、谷川夫婦が消えた。ルイは2人の消息を追うついでに、夫婦のことを新作の題材にできないかと思案する。ところがある怪奇現象が起きて。
7の4 湊かなえ C線上のアリア 9時間21分
両親を亡くし叔母に引き取られた美佐は、高校時代を山間部の田舎町で過ごす。それから30年、認知症の症状が見られる叔母を訪ねると家はごみ屋敷と化していた。片付けをする中で見つけたのは。
7の5 坂元裕二 ファーストキス 3時間48分
結婚して15年目、不仲だった夫が事故で死んだ。残された妻がタイムトラベルで過去に戻ると、彼女と出会う直前の夫の姿があった。夫に再会した彼女は、もう一度彼と恋に落ちて。2025年2月公開映画のシナリオブック。
7の6 佐久間良子 ふりかえれば日々良日 4時間57分
映画やNHK大河ドラマ、舞台などで主演を果たしてきた女優・佐久間良子が、亡くなってしまった尊敬する先輩や仲間のこと、出演してきた作品の思い出などを綴る。
7の7 睦月準也 マリアを運べ 8時間24分
17歳の運び屋の風子に、ある荷物を運んでほしいという依頼が持ち込まれた。一度走った道をすべて記憶している風子は、持ち前の運転技術を活かして長野県の諏訪を目指す。ヤクザや新興宗教、某国のスパイまでもが荷物を狙うなか、彼女は依頼を完遂できるのか。
7の8 今村翔吾 幸村を討て 18時間28分
何年にもわたる真田父子の企みを読めず翻弄される諸将。徳川家康、織田有楽斎、伊達政宗、ついには昌幸の長男信之までもが叫ぶ。「幸村を討て!」と。家族をテーマに綴った、歴史エンターテインメント巨篇。
7の9 草凪 優 愛でも恋でもない、ただ狂おしいほどの絶頂 10時間6分
仕事が忙しすぎて恋愛をしているヒマがない。だったらセックスは、金で買えばいい。女子アナの紗奈子は、秘密の会員制買春サロンを訪れる。しかし冷たい目をした男娼・貴島のプレイは想像を絶していて…。
7の10 霧原一輝 アイランド熱帯夜 5時間46分
50半ばの本田涼介は上司の責任をかぶらされて、旅行会社を辞めるはめに。観光ずれしていない沖縄の小さな島に旅した涼介は、地元企業で働く三人の女と出会う。ドラマチック書き下ろし官能長編。
点字図書
7の11 月村了衛 おぼろ迷宮 6巻
おんぼろアパートに住む女子大生の夏芽が遭遇した不可解な出来事。その謎を解決するのは、隣に住む正体不明の老人、鳴滝で。異色コンビが街の難事件に挑む!
7の12 諸田玲子 織部の妻 8巻
古田織部と政略結婚した、戦国武将・中川清秀の妹、仙。2人は、変遷する戦国の世を駆け抜けながら、共通する志を抱く夫婦となっていく。
7の13 竹田恒泰 竹田恒泰の感動する日本 2巻
天皇陛下の被災者への愛、「古事記」が記録する平和に統一されたヤマト王権、世界各国の誰もが欲しがる技術。日本人として知っておきたいことや、知るべきこと、日本の真の姿を語る。
7の14 佐野広実 氾濫の家 6巻
郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのか。
7の15 天野節子 他言せず 6巻
「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」。女中頭の聡子は告げた。ある時、顔馴染みの御用聞が、配達の途中で二人続けて行方不明になる。警察は店の台帳をもとに彼らの配達先を訪ねるが、みな口を閉ざす。
7の16 林家たい平 林家たい平 特選まくら集 3巻
林家たい平が独演会のまくらで語った、ほっこりする笑いと人間愛に満ちたエピソードを収録する。
7の17 佐々木譲 秋葉断層 4巻
1997年、神田明神下で起こった轢き逃げ事案。被害者は電器店の常務だった。2024年、未解決だったこの事案に殺しの可能性が浮上する。刑事・水戸部は真実を掴めるのか!?
7の18 幸運社編 日本全国ご当地おもしろ雑学 3巻
元祖・温泉まんじゅうのご当地はどこ?結婚式が派手な県は?北海道では香典に領収書がもらえる?楽しい、おもしろい発見のきっかけになるご当地雑学を紹介する。
7の19 唯川恵 おとこ川をんな川 4巻
金沢はひがしの茶屋街、置屋「梅ふく」の芸妓・朱鷺は、浩介から所帯を持とうと告げられる。朱鷺は嬉しい反面、養っている家族のこと、梅ふくの仲間のことなどを想い逡巡し。
7の20 伊与原新 藍を継ぐ海 5巻
ウミガメの卵を孵化させ、ひとりで育てようとする中学生。奈良の山奥でニホンオオカミに出会うWebデザイナー。科学だけが気づかせてくれる大切な未来を描く、5つの物語。
図書の紹介
くるまえび5月号に引き続き、本屋大賞の6位から10位までの作家の作品を紹介します。受賞作については、3月号で内容紹介をしていますので省略します。
6位 7の21 恩田陸 spring
7の22 恩田陸 灰の劇場
「飛び降り2女性の身元わかる」という三面記事。私は確かにそのふたりを知っていた。もっとも、私はそのふたりの顔も名前も知らない。事実に基づく物語。
7位 7の23 一穂ミチ 恋とか愛とかやさしさなら
7の24 一穂ミチ 砂嵐に星屑
舞台は大阪のテレビ局。腫れ物扱いの独身女性アナ、ぬるく絶望している非正規AD。一見華やかな世界の裏側で、それぞれの世代に悩みがあり。ままならない日々を包み込み、前を向く勇気をくれる連作短編集。
8位 7の25 朝井リョウ 生殖記
7の26 朝井リョウ 正欲
生き延びるために、手を組みませんか。いびつで孤独な魂が奇跡のように巡り遭い。共感を呼ぶ傑作か?目を背けたくなる問題作か?
9位 7の27 金子玲介 死んだ山田と教室
7の28 金子玲介 流星と吐き気
記憶の中の自分、記憶の中のあなた、答え合わせなんてしなければよかった。“元恋人”を巡る5編の連作短編集。
10位 7の29 宮島未奈 成瀬は信じた道をいく
7の30 宮島未奈 婚活マエストロ
40歳のこたつ記事ライター・猪名川健人は、とある零細婚活会社の紹介記事を引き受ける。地味な婚活パーティーに現れたのは、驚異のカップル成立率を誇る伝説の司会者・鏡原奈緒子だった。
以上で「くるまえび」令和7年7月号を終わります。
「くるまえび」は返却する必要はありません。